'98 W.S.R.通信
太陽とともだち No.6

大会実績報告書　只今製作中

　皆様とともに熱く燃えた'98ワールド・ソーラーカー・ラリー・イン・アキタから早くも４ヵ月が過ぎようとしています。強い光線を放っていた太陽も、穏やかでうららかな秋の顔へ、そして心淋しげな冬の横顔へと変わってきました。秋田は、早くも冬の足音が聞こえてくる今日この頃です。
　さて、大会本部では、この夏の思い出達を一冊の本にすべく、現在、実績報告書の製作にとりかかっております。貴重な思い出の一コマ一コマや、皆様の熱気を満載した紙面作りを目指し、編集中です。完成まで、いましばらくお待ちください。
　そこで、大会の記念として、より多くの皆様にお分けできればと、下記のとおり販売することといたしました。ご希望の方は、別紙申込書でお申し込みください。
　予約分のみの製作となりますので、この機会をお見逃しのないように

実績報告書　申込要項　※予約限定 ■仕様：Ａ４版　全116頁（カラー100項、１色16項） 　　　＊例年並の仕様を予定 ■内容：参加車両紹介，公式結果，大会の模様　他 ■発行予定日：平成１０年１２月中旬（予定） ■価格：１冊　1,500円　※送料は別途となります。 ■代金支払方法：後日、連絡いたします。 ■申込方法：別紙申込書に必要事項をご記入の上、下記まで郵送もしくはＦＡＸでお申し込みください。 〔申込先〕　（株）アートシステム　担当：高橋 　　　　　　　〒010-0921 　秋田市大町４−４−１５ 　　　　　　　FAX ０１８−８６５−４０７８ ■申込締切：平成１０年１２月４日(金）必着　※締切厳守 ◎尚、出場チーム（出場辞退チームを含む）につきましては、ＷＳＢＲ参加１台につき２冊、ＷＳＲ参加１台につき４冊を、無料でお送りいたします。それ以外は有料となります。有料分のみお申し込みください。 また、ご協賛・ご協力いただきました皆様にも、別途お送りする予定です。

■'99ワールド・ソーラーカー・ラリー・イン・アキタ　開催について

　多くの皆様のご支援を賜わり1993年から実施してまいりましたワールド・ソーラーカー・ラリー・イン・アキタの来年度開催が、資金難のため苦境に立たされているというニュースは、またたく間に日本列島を駆けめぐったようです。ご心配をおかけし、恐縮しております。
　最近の経済不況が重くのしかかる中、ＷＳＲの在り方を見直す段階に入っていることは皆様ご承知いただけることかと思います。そのような状況下ですが、大学関係者や秋田県のご尽力により、来夏、「（仮称）全日本学生ソーラーカーチャンピオンシップ（Japan Intercollege Solar-car Championship)」の開催が、11月12日の同組織委員会設立総会で正式決定されましたことを、まずはご報告申し上げます。この大会は、次代を担う学生達へ、ソーラーカー競技を通して、創造性・技術力に優れた人材の育成を図ることを目的に実施するものです。が、厳しい予算であることは否めず、集まった資金の範囲内で行うレースには違いありません。ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。実施概要は次のとおりです。

□大会名称：（仮称）第１回全日本学生ソーラーカーチャンピオンシップ □主催：全日本学生ソーラーカーチャンピオンシップ組織委員会 　　　　会長：石谷　久　（東京大学　教授） □参加対象　学生チーム〈大学・短大・高等専門学校・専修学校〉（海外チームを含む） □開催期日：平成11年7月30日（金）〜8月1日（日）〔3日間〕 □開催地：秋田県大潟村「大潟村ソーラースポーツライン」 □競技概要：3日間で、定められた時間内での周回数（走行距離）を競う耐久レース □問合せ先：全日本学生ソーラーカーチャンピオンシップ大会実行委員会事務局 〒010-0494　秋田県南秋田郡大潟村字中央1-1 大潟村役場ソーラー課内 TEL0185-45-2111 / FAX 0185-45-2162 / E-mail jisc@ogata.or.jp JISCホームページ http://www.ogata.or.jp/jisc/ ＊ＪＩＳＣ組織委員会では、現在、趣旨に賛同していただける個人会員並びに賛助会員を募集しております。詳しくは上記へお問い合わせください。

　この学生大会《ＪＩＳＣ》は、対象が大学・短大・高専・専修学校であるため、ワークスチームやプライベートチーム，高校生チームは対象外となってしまいます。そのため、多くの皆様からＷＳＲ続行を望む声が連日事務局へ寄せられ、「ＷＳＲを進める会（会長：山本久博）」からも沢山の署名簿とともに要請を受けております。『草レースでいいじゃないか』『ボランティアで協力、何でもやるよ』等々、いずれも大潟村ソーラースポーツラインで愛車を走らせたいという情熱やＷＳＲへの愛着がヒシヒシと伝わってくるものばかりです。〈ＷＳＲ〉〈ＷＳＢＲ〉ともども継続開催のためには乗り越えなければならない課題が山積しておりますが、当大会本部としても、なんとか皆様の熱意に応えたいと鋭意検討を重ねているところです。ただし、実施する場合でも、これまでのような形態では行えないでしょう。参加者の方々への負担や不便さが増えることは必至です。が、最小の予算の中で、参加する一人一人が作り上げていく、そんな大会を目指し、ＪＩＳＣとの合同開催の方向に進めていければと考えております。新たなるＷＳＲの第一歩に向けて、皆様と一緒に知恵を絞りながら歩んでいきたいと思います。ぜひ、積極的・建設的なご意見並びにご協力を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。
　再びゼロからの出発です。太陽のある限り、「太陽とともだち……」の輪は、広がっていきます。